ITコーディネータとは
2024年9月に ITコーディネータを取得しました。
ITコーディネータ協会では、下記のように説明されています。
ITコーディネータが活躍できるフィールドは様々です。
「企業内」で活動中のITコーディネータは、経営企画、営業、システム開発、システム運用、監査など、それぞれの立場で、IT経営やDXを実践、推進しています。例えば企業に所属しながら、自社内やクライアントに対して最適なIT導入支援やDX推進を提案している方もいます。
また多くの「独⽴系」ITコーディネータが、社外CIOやコンサルタントとして活躍しています。個人の専門性を軸としてIT導入による改善や新たな市場開拓等のITコンサルタントや顧問として活躍しています。
さらに、中立的な立場で国や自治体、金融機関の行う各種支援施策におけるIT分野の専門家としての活躍の場も増えてきています。
中小企業にとって、今までの業務をガラッと変えてシステムを入れて営業活動を続けていくことは大変です。
はじめは、経営に関しては、中小企業診断士の先生や経営コンサルタントの方にお願いしながら、経営方針を決定したのちに、プロジェクトをまわす運用のお手伝いができたらと考えていました。
経営に関することは、専門の先生方のアドバイスをいただきながら事業を進めることが大事だと思っていました。
ただ、そんなに何人もの外部の先生方にアドバイスを受けることができる中小企業はどれぐらいいるのでしょうか。
それよりは、現場に近い私が、中小企業の経営に少しでもお役に立つことができたほうが、企業の皆さんも安心して相談いただけると感じたため、取得を決意しました。

IT経営を進めるにあたり大事なこと
企業は、人だと考えます。
業務を改善してより良い方向に推進していこうとしても、信頼関係がないと進むものも進みません。
それは、企業の大小関わらず、同じことが言えます。
大企業はできても、中小企業には必要ない、というような意見もたくさん聞きましたが、大企業も複数組織の集合体であり、その企業内組織の規模は、中小企業の規模と変わらないのです。
中小企業も大企業も、業務運営方法を変えるということはとても難しく、同じ問題を抱え、同じ失敗を繰り返しています。
要するに、いかにその組織の人間が、同じビジョンを持ち同じ方向を向き、組織メンバー全員で前進していくというチームを作ることが大事かということです。
ITコーディネータ取得する際に学んだ、「IT経営を成功に導く7つの基本原則」というものをご紹介します。
(1) 経営者の「思い」を伝え組織を動かす(経営者牽引の原則)
経営者の事業への「思い」をステイクホルダーと共有し、経営者自ら率先して組織を動かす。
(2) 環境変化に敏感になる(環境変化洞察の原則)
常に変化へのアンテナを張り、変化の先にある本質を見逃さない。
(3) ITを常に念頭に入れる(IT徹底利活用の原則)
ITを徹底的に利活用することを前提に考える習慣を持つ。
(4) 戦略と実行を合わせる(戦略実行整合の原則)
経営戦略で策定した経営ビジョンや目標と整合しているかを、常に確認しながら活動する。
(5) 全体視点で考える(全体最適の原則)
社内外のリソースやサービスを有機的に結合し全体最適を目指す。
(6) 持続的な成長を目指す(学習と成長の原則)
現状の成熟度を知り、次の成長に向けた継続的な改善、改革を行う。
(7) 提供価値を問い続ける(価値創造の原則)
最終ユーザーを意識した提供価値を問い続けるIT経営推進プロセスガイドラインより抜粋
ITはしょせん道具です。人が夢や信念をもって社会貢献をするために運営する事業を加速化するための手段としてあるにすぎません。
つまり、事業をどう進めたいか、どうありたいかという事業主の思いが大切で、それを組織に浸透させて、それを実現するためにITを導入するということが大事です。
世の中はどうしても、ITツールの導入がゴールになりがちな感じがします。
それも仕方がないとは思います。
ITが分からないのでまずは導入してみよう!という第一歩もとても大事です。
ITを導入しようと考えていらっしゃる経営者様は、その奥にある課題があり、その課題を解決した先にあるゴールが見えているはずです。
まずはそこをご共有いただきながら、ITの力を借りながら事業拡大を進めていきましょう。
ぜひ一度、こちらからお問い合わせいただきご相談ください。