中小企業の方とお話をさせていただいた時にこんなことを言われました。
「在庫状況は全部頭の中に入っているからなぁ」
私は、ついさっきのことですら覚えてられないので、在庫をすべて把握しているなんて、純粋にすごいなと感心してしまいました。
昔からそのやり方でやっているので、普通なのかもしれませんが、事業が少しずつでも大きくなっていくにつれ、本当に覚えていられるものでしょうか?
在庫を把握しているということは
・どこから仕入れたのか
・いくらで仕入れたのか
・どこに販売する予定なのか
・いくらで販売するのか
・いつ販売するのか
という、1在庫に対してこれだけのことを把握しているらしいのです。
このお客様の在庫は1つがとても大きいものなので数こそそんなにないのですが、それでも1つに対してこれだけの情報量を把握する必要があるのです。
これをきちんと管理しておきさえすれば、管理も出荷も楽なのにと思うのですが、昔からこれだとなかなかイメージがつかないのも理解できます。
在庫管理を始めましょう
いろんな企業に聞いたところ、在庫の管理方法は業種によってかなり特徴があるので、サブスクのアプリだと賄えないことも多いです。
でも、頭の中にとどめるぐらいならまずはエクセルに書き出してみましょう。
それらをまとめて記載しておくことで、集計 という作業ができるのです。
「何をそんな当たり前のことを!」
とおっしゃる方も多いかもしれません。でも日々変わる在庫状況を常にエクセルで管理し、それを常に集計できる状態にすれば、今の在庫金額、売上金額が日次で把握できるのです。
みなさんの会社では対応できていますか?
会社規模を拡大する第一歩として、頭の中にある情報をデータ化するということを一緒にやってみましょう。きっといろんなことが見えてきます。
社長の頭の中がすっきり整理され、面倒な処理から解放され、自由な時間が手に入ります。やらない手はないですね。